2024年9月7日(土)大阪大学中之島センター 中之島芸術センタースタジオにて、シンポジウム「大阪的って何? 浪花百景・未来景」を開催しました。
昨年度に引き続き、2回目の開催となる本シンポジウム。昨年度は「水辺から考える アート・おおさか・大阪暮らし」を副題に定め、中之島周辺を中心とした大阪のコミュニティに焦点を置きました。今年度も基調提案として、国際日本文化研究センター所長・井上章一先生にご講演いただきました。
昨年度の開催を通して多数寄せられた「大阪市全域を舞台に、『マチに学ぶ』ことのできるシンポジウムであってほしい」という声に応えるべく、今年度はさらに広い視野で、大坂の名所図会「浪花百景」に描かれたさまざまな地域の歴史や文化をご紹介しました。
また、今年度の特集として、浪花百景の「野田藤」などに描かれる福島区・野田地域を取り上げました。地域のまち歩きナビゲーター・鈴木和夫氏を迎え、まちの今昔の姿を詳細に解説いただきました。
【プログラム】
・基調提案「大阪と京都の二都物語 ―EXPO’70がのこしたことー」
― 井上章一(国際日本文化研究センター 所長)
・「浪花百景・未来景『まち人と歩く』」
― 船越幹央(大阪大学総合学術博物館 副館長)
<まち案内人>鈴木和夫(「お地蔵さんのまち歩き」ナビゲーター)
笹山 学((一財)大阪市コミュニティ協会 福島区まちづくりセンター アドバイザー)
・「歴史を覗いて未来をアート まちぐるみアートの予感『その事例として』」
― 福永紀昭(専門学校大阪デザイナー・アカデミー)
・「タペストリー展で見た浪花百景 『これまでの50景・今年の10景』」
― 波瀬山祥子(大阪大学総合学術博物館 研究支援推進員)
・「浪花百景を大伸ばしにしたら新発見!」
― 橋爪節也(大阪大学 名誉教授)
・「余韻をピアノで奏でる」(ピアノ演奏)
― 井上章一(国際日本文化研究センター 所長)
・「『大阪的シンポ』次回に向けて」
― 船越幹央(大阪大学総合学術博物館 副館長)
「大阪的って何? 浪花百景・未来景」
【共催】(一財)大阪市コミュニティ協会/大阪大学総合学術博物館/(公社)上方落語協会